虫食い穴

言わずと知れたノストラダムスの大予言
99年に、地球が滅亡という話

未就学児だった当時の蟲はすっかりこれを信じこみ、
私、中学生で死ぬんだ、と妄想しては布団の中でめそめそ泣いていた
せめて二十歳までは生きたかった、などと
純粋極まりない

いざ99年になってからは、そんなことすっかり忘れていたし
このようにピンピンしておる

すこぶる健康
たまに頭がスパークしても、
事故や病気がなければ私のようなタイプはきっとこれからもしぶとく生き残る
余命、たくさんある

いつも思うこととして
あと少しでいいから生きていたいと強く願う人
に、私がこれから生きて消費していく時間を、あげたい
ただ欲張って長く生きたい人にでもかまわない
あと10年あるとするなら、5年ずつあげたい
ただのエゴである

同じように
私の、気持ち的な意味での元気もあげられたらいいのにと思う
しゅんとしている人に、
私の元気をわしっと掴みだして、さしあげたい
やさしく励ます言葉も、気を紛らわす何かも、
しあわせも、
私は与えてあげられないので
自分で立ち直るための元気をそのまま押し付けたくなるの
これもエゴ


そんなファンタジーこの世に存在しないから
考えたって役に立たないし
私は自分のためだけに時間を使い続けている
口ばかりさ

最近、映画の予告をみて、思い出した話ですた

生きる時間をお金にかえられるなら、全部換金して、さしあげる

いや臓器売買とか生々しい話じゃなくてね。。