シアターピエロ

How are you getting along these days, baby?

2013年06月22日(土) 天野月「AMNリクエストアワー」

2013年06月22日(土) AMNリクエストアワー
今回で3回目となるリクエスト形式のライヴ(1回目は月子の頃ですね)
ライヴ「DECADE」では上位15曲+箸休め的楽曲という構成でしたが、今回は20曲すべてリクエスト曲です
趣旨通り、最近あんまりライヴでやってない曲、あぁこれは初めてだ!(※私は)な曲が中心でした
そんなセトリに対する天野さんの感想
あんど
魅惑の写真日記

ふわっと感想など

★セットリスト
1.くれなゐ
2.骨
3.MISTY
4.銀猫
5.ライオン
6.Howling
7.菩提樹
8.人形
9.鮫
10.ニワカアメ
11.NOISE
12.蝶
13.青紫
14.カメリア
15.1/2 −a half−
16.梟
17.箱庭
18.ウタカタ
19.花冠
20.聲

★アンコール
21.轍(弾き語り)
22日に関東へ直撃するという予報で私を動揺させていた台風4号
またかよ!何度目だよ!!な勢いでわーわー騒いでおりましたが、結局上陸せず
晴れのような曇りのような微妙な天気でした
もしかしたら雨が降るかも、というあまのさんの助言に沿い折りたたみ傘を購入し、
ゆとりをもって会場へ向かいます
天野さんの晴れ女パワーが働いたのか?結局使わなかったんですけども 笑
おそらく15年ぶりに買った折りたたみ傘です AMNを思い出しながら今後使ってゆきます

会場は渋谷eggman
この日のメンバーはベースしんくん、ギターじぇっとさん、ドラムはJJこと武並J.J俊明さんです
JJ!お久しぶりです!
2011年の「ゆく音くる音vol.2」以来ですねたしか またお会いできるとは(鼻水)
のぞむくんはこの日、別の現場に行っていたそうで
本番前、メンバー全員でのぞむくんに電話して着信だけ残して、
のぞむくんがかけ直してきても誰も出ないようにして
一体何があったんだ!と動揺させる悪戯を思いついたあまのさん 未遂に終わった模様ですが
あかん、それはあかん 笑

服装はzucca(←ついった情報)のTシャツの下に、レースが幾重にも重なったスカート(後にキャミワンピと判明)
天野さんのブログにも書かれておりましたが、出てきた瞬間「ウタカタだ!」と思いましたでね
「ウタカタ」は「DECADE」では1位でしたけど、今回も聴けるかなあ、とそわそわしてもうたです
4列目にいたためアクセサリー類ははっきりと確認できず ともかくかわいい、でも暑そう、でした 笑

服装といえば、じぇっとさんはパンツまで赤い、という情報が得られました(さすがです)
それについて天野さん「巣鴨で買ってるんですか?」 なぜ巣鴨?笑
と思ったら、有名なんですね、マルジというお店 赤パンだらけ…!

「みなさんが選んでくださったセトリ…辛いです」とつぶやいておられました通り 笑
1曲目(20位)から「くれなゐ」のクライマックス感は半端じゃなかったです
菩提樹」や「EUPHOLIA」、はたまた「薔薇のように」の,
「あぁ、始まった!!」な感覚とはまた違う盛り上がり方ですね

19位、「骨」 今回初めて聴きました
2010年のアマノヒトリ追加公演(※行けなかった)の前に、次、絶対ある、
追加公演で絶対やる、と勝手に予想していて、
でも行けないからやったら悔しすぎるな、と思っていたら本当に演奏されて、
でも行けていないわけで(しつこい)、それからずっと聴きたかったのです
前回も今回もリクエストし損ねた、でも入ってた!はぁぁぁああ!!涙 なのです
2年半越しの念願叶えたり、でした
独特とも言える、深く穏やかな愛に想いを馳せつつ聴き入りました

勝新太郎さんがお兄さんのお葬式で遺骨を食べ、これで兄貴とひとつになれた、
というエピソードにインスピレーションを受けて書いた曲なのだそうです
(天スポの全曲セルフライナーノーツにも載っておりましたね わたしならどうしたいだろう?と考えた、と)
「もしもあなたが死んで白い灰だけになったら きれいな絵の具と混ぜてあなたを描こう」
こんな素敵なフレーズ、生で聴かずに死ねようか、ですよ

18位、「MISTY」は女子会3以来
前回聴けなかった男性の方の票が集まったのではないか、と勝手に思ったりしました
ゲームの「MIST」シリーズをプレイして、
「………で?これで終わり?このもやもや感…まさにMISTY…!(←ドヤ顔)と思って書いた曲」
と話しておられましたが
わたしがすっきりと完結させよう、的な気持ちで書いた、という話もどこかで聞いた気が
…私は「MISTY」を聴くたびに罵倒されている気分になります ※好きです

17位、「銀猫」 こちらもライヴでは初めて聴きました
ライヴで演奏するのは10年ぶりくらいだそうで レアだ!と心躍りました 笑
でもって、前にも書いたかもしれませんが、アルバム「MEG LION」の楽曲におけるドラムが大好きなのです
そりゃ他の楽曲も素敵ですけど、メグは特別好きです わーー!となります(ボキャブラリ貧困です)
ドラム推しでいうなら、「日曜日」と同じくらい「銀猫」が心ときめきます
それを!初めて!ライヴで!バンドで!まさかのJJが叩くドラムで!なんだただの奇跡か…
歌声、ドラム共に力強く、感動で溢れてもうたです
「ウーウーウー♪(ルルル?)」の部分を歌ってらしたのも、ときめきです

16位、「ライオン」からの15位、「Howling」
切ない、からのあたたかい流れに涙あふれるじゃないか ですが
「ここから奇跡的に動いて盛り上がれる曲が続くけど、ここを逃したらもう、黙って聴いてるだけだから」
だから体を動かすなら今だぞ、といった親切な?笑 MCと、
「この位置でやるのは初めて」という前フリで始まった14位はまさかの「菩提樹
まさに ここで!?ですね オープニングのイメージが強すぎますでね
でもってバンド形式では初!月になってからは何気に初!うおお!
音の渦でグルグルになっておりました とても…とてもカオスな曲です
脳みそをもみくちゃにされる感じがたまらなく良かったです

13位、「人形」と12位、「鮫」でここぞとばかりに会場の室温を上げられ
額から汗が滴り落ち 束の間のスポーツタイムは大変楽しかったです
熱気あふれる客席を見て、
「そっちも暑くなった?暑いのに狭くてかわいそう、わたしも暑いけどこんなにひろーい」
とかなんとか言いながらステージ上で腕を広げる天野さんはかわいくてむかつきますね

11位、「ニワカアメ」からは歌いあげる流れに戻り、こちらもじっと聴く体勢へ
どの曲の前だったかは失念しましたが、
「いつもなら後半戦で盛り上がってくる頃なのにじっと聴いてるだけでみんな本当に楽しい?大丈夫?笑」
とつぶやいておりました天野さん 笑
私のテンションはいつでも静かに振りきれております 暴れずともMAXです
なんなら「骨」のイントロを聴いた時点で「おっしゃあ骨きた!」と叫びたかったです(迷惑なのでやめましょう)

10位の「NOISE」は、なんとライヴで演奏されること自体、初、だそうです
正直に言って、聴くたびにただひたすら寂しい気分になって救いがないので、
「NOISE」は好きなほうではなかったのです 抜け殻のような寂しさがあるのです
それが今回のライヴで、嵌りました
あぁ生身の天野さんが歌ってるんだなあと確認できた感じです なんのこっちゃですが
熱が宿されましたです
「わたしの永遠があなたの心に芽生えを起こす日まで」 よい歌詞だ

9位、「蝶」はやはり入っておりましたね 約1年ぶり、凛とした、安定の「蝶」です
8位はなんだか懐かしい「青紫」 考えてみるとアマノヒトリで弾き語りを聴いたきりでした
「公園のベンチも〜」からの走馬灯のようなめまぐるしさを爆音で体感できて、感動してもうたです
いてもたってもいられなくなるうずうず感がたまらなかった

7位、「カメリア」
そうだよ2012年は「カメリア」やってなかっただよ待ってたよ(鼻水)
聴くたびに、一生ついてゆく、なんて妄言を吐きそうになるので困ります
好きなんだとても

6位、ま、ま、まじですか!な「1/2-a half-」
こんなに順位に入ってくるとは思わず(なんとなくね)
嬉しいやら戸惑うやら こちらもライヴで聴くのは初めてです
ひそやかなおもひでが蘇ってフワフワしながら、
なんだもう今日は初めて祭りか(そのままだわ)と興奮が高まったところで、
「次の曲、覚えてる人、周りにゆとりがある人は踊ってみてね」的なMCが入り
天野さんは顔の前に両手をかざして…そ、そのポーズはまさか…!
「梟」だ!お、踊っておる!はぁぁああ!かわいい!!ちょ、かわいい!
参考:梟ダンスレクチャー
ただ歌ってるだけでもかわいいのに ダンスは反則です
5位という順位を受け、天野さんは
「ここに入るってことは踊れってことかと…」と思ったそうですで 笑
なんとなく、もう、踊ることはないものだと思ってたもので ときめき倍増でしたね
必死で思い出しながら私も踊りました、ちょっとニヤけながら なんかすみません

(私が)ニヤけた顔のまま4位の「箱庭」
客席も天野さん自身も戸惑うこの流れ ぞくぞくと沁み入る歌声でしたが、
その後どこかで呟いてらした「ゴロスケからのコロシテ…」がツボでした 笑 カオスだ・・・・
「梟」についてのMCもどこかでありましたね
梟という曲を書こうと思い立ったが、フクロウについてよく知らなかったので辞典で調べたところ、
「ゴロスケホーホーと鳴く」と書いてあり、衝撃を受け(?)そのまま歌い出しのフレーズにした、とのこと
「そんなにメジャーな情報なのか」と思ったとかなんとか 謎ですね 笑

3位、「ウタカタ」
前回1位だった「ウタカタ」がまたしても上位
聴くたびにぐいぐいと締め付けられます 好きです
好きです(大事なことなので2回)
偶然ですが、箱庭の後、というのが余計にぐっときました 好き…しつこい

2位、「花冠」
R.T.Zでの花冠人気に対するコメントが印象深く(DVDを見るたびふふふってなるだ)、
また1位に食い込んでくるのでは、と思っていたので、ちょっと以外でした
ギターを持たずにぬおおおおおおおっと歌いあげる曲が立て続けで、歌う方としては実に苦しそうだ、とも 笑
けど、この日の天野さんは笑顔が多く、20位からアンコールまで始終すこぶる調子が良い、という印象だったです
辛そうな様子に見える場面がなかった、というか 実際のところどうかはわかりませんが、私からはそう見えました
病み上がり(親知らずの無惨な穴がまだ塞がっておらぬ)だというのに 素敵すぎるわ

そして1位は「聲」
こちらもまたバンドでは何年ぶりか、ですね
恐怖すら覚えるほどの迫力でした
さらっと流しましたけど、もう実際聴かないとこれは…とか言ったら身も蓋もないですね
ぶっちぎり1位、と聞いてなんだか以外でした 好きだけど、完全にノーマークだったのです
私はちょっとズレているのかもしれません 笑

アンコールの「轍」について
「今回のリクエストされた上位20曲は、シャロンストーンズから天の樹まで、
すべてのアルバムからまんべんなく選ばれていて、
まるで自分の足跡を辿っているようだ」と思い、選曲したそうです

どんどん遠く、埋もれていってしまいそうになる想いや叫びを、
日々、ほどけてゆくありのままを、
今も昔も愛している人がたくさんいる
そんなことを実感した今回のライヴでした

最後に

リクエスト形式ということは知っていたけど、
詳しい趣旨(最近やってない曲から選ぶ)は知らなかったじぇっとさんが、
リハの際、
「あんなに盛り上がってくれてたのに、みんな最近の曲は好きじゃないのかな、
東京タワーとかいい曲だと思うんだけどな…」

と、さみしげに話していた、という話がこの日のハイライトです 笑