シアターピエロ

How are you getting along these days, baby?

2013年07月12日(金) 天野月「裏AMNリクエストアワー〜わたしたちを忘れないで〜」

2013年07月12日(金) 裏AMNリクエストアワー〜わたしたちを忘れないで〜

天野さんがデビューして、今年で12年
きっと過去にも、1曲目で爆笑、なライヴはあったかもしれないな、と思ってはいるのですが

全力の鼻歌で始まるライヴは前代未聞ですね 笑

チャレンジャーな天野さんwithバックバンドのみなさまの
とっても赤いリハの様子あんど、見てるだけで暑い、な写真日記はこちらに

★セットリスト
1.牛乳捨てた
2.Butter Fingers
3.EUPHORIA
4.BLACK HOLE
5.LUCKY DOG
6.君が好き♪
7.G.B.〜ゴールデンバニー〜
8.光線
9.JOKER JOE
10.CHELSEA
11.Strawberry On the Shortcake
12.PiC NiC
13.ハイエナ
14.Polar Bear
15.Jam Tomorrow
16.轍
17.Anywhere
18.ふたごのタンバリン
19.Primal Scream
20.猟銃の夜

★アンコール
21.Pleasure(弾き語り)
22.巨大獣 
会場は下北沢MOSAiC

こちらの会場に来るのは2回目 最寄りのロッカーも把握しており時間に余裕もある、天気も最高
今日の私を邪魔するものは何もないわ、などと調子に乗っていたら とんでもなく暑い
東京について外に出た瞬間、襲いくる異常な熱気と湿気 脳が茹だる!何の苦行だよ!

私は相変わらず北の僻地に住んでいるので、雨の日以外は湿気を感じることはなく、
最高気温30℃を超えることはあっても日没後は昼間の暑さが嘘のように涼しい、
1週間の平均最高気温は25℃くらいですかね、なぬるい環境に慣れきっていたのです
なめてた 東京の夏、完全になめてた
今まで来た中でいちばん暑い……
ライヴが始まる前から汗だくで死ぬんじゃないか、
いやここまで来て死ねるか、な気合いで18時の開場時間まで耐えました

AMN(表)のために行われたリクエスト投票において3票以下だった楽曲のみで構成された今回のライヴ
暗転の後、いつもの影ナレでご挨拶
「この曲聴きたいけど、どうせやらないだろうなあ〜…
なんて思いながら投票した、そこのあなた。
やらないと思ったら大間違いなんだよ!!

天野さんの素敵な宣戦布告に身震いせざるを得ません

この日のバックバンドはベースがあっきーこと山田章典さん、ギターはじぇっとさん、ドラムはJJ、でした
初めましてだけどお久しぶりです山田さん…!あぁ、実物もイケメン様だ!(すみませんこんな感想で)
天野さんの服装はZEROのブラウスに背中がざっくり大解放なベスト、ジーンズに黒いぺたんこ靴

イントロ聞いてもわからないと思う(by戸倉さん)、と言われていた1曲目
何だ…一体何がくるんだ…と身構えていたら…いやわかったよ蟲さん瞬時にわかったよ、
生演奏でゴージャスになってるけど これ 「牛乳捨てた」だろ!!!笑
鼻歌可なのかよ!なんだかセクシーに歌いあげてるけど歌詞の内容ほんとひどいな!
「Thank you」じゃねえよほんとひどいな!!笑 好き…

出オチですね
まさか鼻歌でスタートするなんて もしかしたらそんなこともあるかもね、なんて話し合ってましたけど、
いざ実現されるともう 面白さのあまり口が悪くなります

歌い終え、照れ笑いの天野さん
ここでメンバー紹介と、今日の流れについて、だったか(…2曲目の後だったかも)
下位は同率の曲がたくさんあった、3曲→2曲→1曲の順にやっていく、
「最近やってないね」な曲もあれば「初めてですねこれ」な曲もあるし「最近結構やってるけど、悪い?笑」
な曲もある、などなど

「Butter Fingers」
ライヴ映像が複数残っておりますが、月になってからは初めてだったのですね
聴くたびに、嫉妬はよくないね、よくないものだね、と思う曲ですが(そういう曲じゃないが)
生、まじかっこええ!なんで今までやってなかったのか、もっとはやく聴いてみたかったよ天野さん、
となりもうした
間奏で一瞬だけ「ハア?」と言わんばかりの怖い顔をしたところがあって、ますます良かった(ドMか)

EUPHORIA
最近結構やってる、の方ですね 笑
何度聴いてもスカッとするので、悪くない、とてもよいです
冒頭で牛乳捨てたことも忘れそうになるほどの爽快感、でした
※鼻歌も好きです 大好きです

「BLACK HOLE」
久しぶりに聴くイントロ、これは、あれだよ、朝聴くと1日中ループ止まらなくなる…
歌い出しでやっと思い出しました
シャッフル再生をやめアルバム単位で天野楽曲を聴いていたため、
たぶんここ半年くらい聴いてなかったです
ちょっと物悲しい歌詞なのに楽しげでピュアでうきうきかわいい
なんならルンルン(ルンルン…)までいく軽やかなメロディのギャップが好き、だのです
だけどあんまりライヴでやりそうにないですよね それが聴けた!あぁあレアだ(よだれ)
狂気をはらんだ間奏部分で、箱全体がブラックホールに化した気分にもなりましたで
投票したんだよねーと言っていたあなた、GJです 笑

「LUCKY DOG」
1年ぶりです 楽しげに毒を吐く天野さんがたまらなく好きなので、
久しぶりに聴けてよっしゃー!ですが、同時に、こんなに票数少ないのか…とも(私も入れてないけどな)
わっと盛り上がるわけではない、しんみり聴かせるわけでもない、ほんわりあたたかな気持ちにもならない、
だがそれがいい 私は罵られたい(語弊あり)

ここまで歌い終えたところで、ローディーさんが何やら小さな箱を持ってこられました
まさか…とざわざわする客席、メンバーそれぞれに手渡されるサングラス
颯爽と変身していくみなさま
…あなたたちは!
秘密サークルタイガーマシーンさんじゃないですか!(茶番)

ちょ、そんなキャラだったの、どこから声出してるのカマトトぶりっこかかわいくてむかつく、
まじむかつく、な天野さんことドピンクタイガーによるメンバー紹介
おなじみぐんじょう色タイガー(山田さん)、
レモン色JJタイガー(JJ)、
そしてあたらしいお友達、ワイン色タイガー(じぇっとさん)
すべてが赤いからですね、素敵です 笑
CDになっていない音源といえばタイガー(カセット)のC/Wしかないわけで、
どっちかなーと思っていたら「君が好き♪」の方でした
カセット未所持でDVDにも入ってない、聴く術がない状態だったのでこれは嬉しすぎます
ほのぼのした曲調、ちょっとファンタジー方面にいっちゃってる歌詞、タイトル通りのかわいい楽曲でした
歌い始める前の、
「2票入れてくれたみなさん、ありがとうございます(←いい笑顔)では、歌います❤」
がツボでした 笑

歌い終えると同時にそっとサングラスを外し、
いつものひっくい声で「タイガーマシーンのみなさん、ありがとうございました」
と言ってあさっての方向に手を振る天野さん+メンバー シュールな画でした

「AMNの時も同じようなこと言ったけど、ここからが唯一のスポーツタイムだから。
ここを逃したらあとはもう、あっれーこれなんて曲だっけ…?みたいな状態が続くから。
悔いのないように 笑」
またしても親切なMCのあと、3曲続きます

「G.B.〜ゴールデンバニー〜」
ライヴ映像とライブ音源まであるけど実際に生で聴くのは初めて!!でした
いつかも味わったタイムスリップ気分が半端なく、だけどこれはまだスポーツではないな、
準備体操だな、と思いつつ、密かに念願だった「ああ厭だわ!」と軽快なリズムでふんふんご機嫌でした

「光線」
テンションの低い時に聴くと、あー!なんなんだよこの歌詞は!!笑
といった具合に少し愉快な気分になる、
爽快ポップでありながらキザな甘ったるさが魅力的な曲、ですが
映像も残ってないし、ライヴでやったことはほとんどなかったのですかね、たぶん
こういう曲はどんな感じで歌うんだろう、と思っていたら 天野さん アイドルでした
眼差しから明らかに光線が出てるし、「天使が降りてきたんだ(キラースマイル)」とか言ってますけど、
あなたが天使ですよね、とかそんな感じです そっかこんなにかわいらしく歌うのね…ふうん…
すごく良いです(真顔)

熱気が満ちてきた、というところで「JOKER JOE」
スポーツ本番きました なおかつこちらも1年ぶり、の「JOKER JOE」です
ここを逃したら!もう叫ぶチャンスはない!と誰もが思ったのか 笑 一体感がすばらしかった
終わった後の湿気、酸素の少なさもすばらしかった 蒸し焼きになるかと
当然、冷房はガンガンに効かせていたようですが猛暑+場所は地下+異様な熱気だったため、
天野さんの頭上にある冷房装置が結露して目の前に水がポタポタ垂れてくる、という状態
雨漏り?(※地下です)と不思議に思っていたので天野さんのMCで納得、あんど真夏の恐ろしさを実感

いったん休憩、と言わんばかりMC
しんくんとのぞむくんからメールがきて〜(雑音生活参照)の話はここらへんだったか
「1日で歴代バックバンド全員と関わってしまって……わたし、死ぬのかな?
と言っていたのが衝撃でした 笑 なんだその発想は しあわせだったのね、でも死なれたら困るだ

「このあとやる曲も、2票なんだけど…わたしは結構好きなんだけどな、
もっとやりたいなあと思ってるんだけどな」
更にレアな曲がくるんですねわかります、などきどきに応えるように、
次曲は「CHELSEA」
バンド形式ではもひとつチェルシー(ライヴ)でお披露目されて以来です
あの時は耳が慣れていなくて必死だったけど、今回はもう、余裕でアンニュイな天野さんを堪能できました

問題は次の「Strawberry On the Shortcake」
LichtのRECライヴ(DVD)を見て以来、聴くたび、あぁこの手拍子はあの会場で録ったものなのか、
あぁなんで私はそこにいなかったのか、と悔しさが溢れるので(大人げない)聴くに聴けない曲だったのです
いやそこそこ聴いてたけど 頻繁には聴かない
ので、
歌う天野さんの前で心おきなく手拍子できたことでやっとすっきりしました 楽しかったーふふふ
それにしても「人形」における「ママ」とのギャップが激しすぎてもはや……かわいい、SOS天野かわいい

「Pic Nic
もひとつチェルシー以来、ですね
「サバイバルナイフ」とか言うあたりが天野さんちっくですが、
家庭的よなあ、かわいいけどなんだかキャラじゃないよなあ、と思う不思議楽曲です
歌い始めるまで「ハイエナだ!」とか思ってました いけない しっかりして

とか言ってたら次曲が「ハイエナ」でした あぁあ さっきは間違ったけど嬉しい
この熱をたずさえて私はどこまでも走れる、そんな気分になりもうした
いい曲よね

「Polar Bear」
ライヴでやること自体初めてなんでしょうか?自信がないです
ひとまず、私は初めて聴きました あのね
すごくよかった
この日のセトリについて、「どこに気持ちをぶつけたらいいかわからない、的な曲がちらほらある」
と言ってらっしゃいましたが(鼻歌のことだろうか…いやでも結構切実だよね鼻歌 笑)
この日いちばん感情が溢れた、よい選曲でした
投票した方、投票しようかと思ったけどやっぱりやめた方に感謝ですだ
「The dazzling light is shining
And it makes to sink the castle
So I should decide to leave from my dear place」
ここで泣くかと思っただ しろくまさん…

英詩が続く「Jam Tomorrow」
山田さん、天野さん、じぇっとさんが間奏部分で揃って笑顔で揺れているのを見て
ニヤニヤが止まらず なんだなんだかわいいぞ、曲にあってて良い 萌
で 私も小さく揺れると(すみません邪魔で)

いろんなところで歌ってきたけど、バンドでやるのは初めて、という前フリのあとに、「轍」
弾き語りのしんみり呟くような「轍」に対し、
心音を聴いているような心地良さが素敵でした
暑すぎて体調を崩した方もいらっしゃったもようですが、狭くてあたたかくて空気が薄い、
この日のボワボワとした「轍」はこの環境でこそ映えたなあ、と思いましたでね なんとなく

「Anywhere」
まったく記憶に引っかからない、だけどいい感じのイントロ
「君が好き」以外に知らない曲があったのか?これだけ好き好き言っておいて?不覚だわ、
と思いましたけど歌い出しで蘇りました 3月の天野大感謝祭で初披露された新曲ですね
そうかその手があったか…で、ここに入ってくるとは…嬉しい予想外です
書き記せるほど歌詞が聴き取れなかったのはいつものことですが、
あぁ愚かだな、愚かで融通がきかなくて愛しい、そんな印象を受けました
次のアルバムはなんてタイトルになるんだろうなあ

「次から投票数1票の、痺れるセトリです」
水を置く台の下にそっとしまわれていたタンバリンを手に取り…
あれか?あれなのか?
やはりか!本日2曲目の鼻歌、「ふたごのタンバリン」でした
タンバリン片手に颯爽とリズムを取りながら切なく歌いあげる天野さん
どんな顔をしたらいいかわからない、ってこういう状況のときに使うんですね…(最高です)

MCで、
「ふたごのタンバリン」ができた経緯(参照1参照2)と、
実は今回のリハ1日目もタンバリンを忘れてしまい、またしても「買ってきましょうか?」と聞かれるも、
2日目のリハでは必ず持ってきますからすみません大丈夫です、と言ってみつごのタンバリンを回避した、というお話
「2つなら両手でいけるけど3つだとどうしようもない」的なことをおっしゃってました
…あれだよ もしみつごになったら、ひとつは頭に付ければいいんじゃないかな、冠みたいに

Primal Scream
おぉ、1票なのにネタに走っていない楽曲が!などと変な感動を覚えました
これもライヴでは初めて聴きましたね
ダーティな感じ、ちょいちょい早口なところ、ちょうかっこよかったです
ここを逃したらもう聴くことはないだろうなあ、な曲ですだね
ふふふ(嬉しい)

「最後はちょっと盛り上がれる曲だから、こう(←手を振り上げる動作)やったりしてもらえると、嬉しいです」
天野さんの控えめなお願いに、
な、なんかそれ盛り上がりましょうのテンションじゃないけど何を歌うのかしら、とうろたえていたら
出ました鼻歌「猟銃の夜」でした またか!また鼻歌か!
なんと鼻歌だけ3曲リクエストした人がいたそうで 笑 なるほどあなたが神ですか…
最初と最後がこれってむちゃくちゃすぎるだろ、でしたが、もうほんと面白かったです

カオスな空気を引きずりながらアンコール しばらくしてからひとり再登場した天野さん
ひとり弾き語りで「Pleasure」を披露
4票だったそうです かわいい曲よね
空調で譜面がめくれていったん仕切り直しましたが、ほのぼの軽やかに歌いあげてくださいました
「忘れちゃうぐらい話そう」が好きだなあ

で、ほんとに終わりですね、と見せかけてバンドメンバーも再登場し、もう1曲
「猟銃の夜で終わるのはどうかと思うので…」だそうです たしかに 笑

AMN、裏AMNふたつを締めくくる楽曲は「巨大獣」
ドラマチック満載なセトリだったAMNに対し、
斜に構えたりネタだったりほのぼのだったり、なセトリだった裏AMN
このタイミングで「巨大獣」はずるい 一気にさみしくなる
またしばしお別れ、を実感せずに帰れそうだったのにほんとにずるい

天野さんの振り幅の広さを実感する、たいへんカオスなライヴでした

楽しかったです 平日なのに無理して来た甲斐があったわ、と思うたですね
半数以上がライヴでは初めて、な曲でしたもの ボーナスステージか?
またいつか少数票に絞ったライヴ、やってほしいですね 笑


↓あとは痛々しい自撮り

カオスにやられて謎のポーズをとる愚かな女
柄に人魚がおるのです くらげもおるよ

今回も買いましたわよセトリTシャツ

別に、裏AMNだから、というわけではないですけど裏返して着てみました
GYUNYU SUTETA のシュールさよ…


ちなみに前回はライヴ翌日に着て帰りました(帰りの着替えを忘れたのです…)
お化粧してるおばさんの隣でばんばん自撮りしましたが、何か