シアターピエロ

How are you getting along these days, baby?

汚す必要も無い 本当は失くすモノだって一つも無い

鬼束さんの「LITTLE BEAT RIFLE」の歌詞で、この部分がすごく好きなんです

け ど、

アルバム「剣と楓」のブックレット最終ページはこんな↓

そりゃねーよ…と思った次第
時間の流れと共に、あと、その時の気分(笑)で主張が変わるのは珍しいことではないです
が、わざわざ犯さんでええがな
壊すとか覆すとか塗り替えるとかじゃなく「犯す」というのはどうにもこうにも
マイナスイメージですわね

ここ1年近く、つっこさんばっかり聴いてる ガチで
これだ!と思う人がいると、他に興味がなくなってしまう

というわけで
鬼束ちひろ6枚目のアルバム、「剣と楓」
購入してからはや3ヵ月?
忘れた頃にサラリとした誰得感想文
ぽろぽろ書いてあったものを総まとめしただけ 鬼束さんに対して深読みはしないほうです
なので、歌詞はあっさり流します
それでもファンかよ、何で上から目線だよ、って怒らないでね

1.青い鳥
こちらに書いた通り

2.夢かも知れない
イントロが素敵
ユリオカ超特Qのカラオケの歌本ネタ(あったよね?)で使われそうなタイトルだ、という無駄なイメージが抜けない
かの有名な「夢じゃない」と並べて、こう、夢かも知れない、いや夢じゃない、みたいな

…くだらん戯言はさておき
イントロだけでなく曲自体も結構好き
アレンジ、歌い方共にやさしい

3.EVER AFTER
明るく爽やか、疾走感溢れる曲
某国民的アイドルグループに提供するという妄想で書いたとかなんとか
つっかかりがなく近作の中で聴きやすさNO.1
なんとなく「蝋の翼」と似た系統だけど、力強い分こっちのが好き
最後の『EVER AFTER』とシャウト(?)するところは鬼束さんのドヤ顔が浮かんで、
若干イラッとすると同時に可笑しくもある

4.IRIS
個人的に、往年の鬼束ちひろといった印象
「ROLLIN'」や「A Horse and A Queen」が好きな人ならイントロでこれは!と反応しそうな(私です)
タイトルの意味は虹 終始、乾いた感じがよい
歌詞の愚直さも軽くてよい

5.僕を忘れないで
私の好きな(←知らんがな)3拍子
最初の方の、ゴツ、ゴツ、って何かを踏むような音が好きだ
悪くないけど歌詞も曲もずっと同じ調子なので、飽きる
ルールールー♪んーんーんー♪ルールールー♪んーんーんー♪
はいただきたくない

6.An Fhideag Airgid
カバー的なあれ
サントラ聴いてんのか私は、という気分になる
声も曲に溶け込みすぎて、かしこまって聴きたいと思うものではないなと
歌詞は読解不能(訳詞なし)

7.SUNNY ROSE
どんどこどんどこ
儀式が始まるのか?な曲
こういう、儀式系(なんだそれは)の曲がたまらなく苦手
とはいえ
5枚目のアルバム「DOROTHY」の「A WHITE WHALE IN MY QUIET DREAM」
に比べると、だいぶとっつきやすい

8.NEW AGE STRANGER
MAD・EYE・MOODY VERSIONがギターでシンプル、だったのに対し
こちらはエレクトロ 声にもエフェクトかけてさっぱり薄味
「何がイエスなんじゃ」と言いたくなるシャウト等も消え、聴きやすくなっております
歌詞はともかく単語としての響きだけならなんとな〜く小気味良い

2001年に、「鬼束さんは10年後こんな曲を歌ってますよ」って聴かされたとしたらひっくり返ると思う
それくらい なんじゃこりゃああ!な曲なんだけど 違和感無く聴ける今、がよくわからない

9.CANDY GIRL
某所で評判が悪かった
夏木マリみたいな歌声が全開
けどわりと嫌いじゃない、歌詞は右から左へスルー

10.罪の向こう 銀の幕
くどい、しつこい、鬱陶しい、なんだか単調
なぜかしら

11.WANNA BE A HAPPY WARRIOR
近作随一の「まねごと」感
何の真似かはわからぬ 音楽、詳しくないので
でもシンプルで12曲中いちばん好きだ

12.琥珀の雪
某所で評判がよかった
鬼束節だそう
♪こはくのゆきぃんよぉ〜お〜おお〜
が演歌、いや民謡か、で気が散り、
何がどうという感想が浮かんでこない


今はぼろくそに言っていても
ある日ふと嵌る瞬間が訪れたりするので、今はなんだっていいよね といった感じです

ただギターに下品なシール貼るのはやめてくれ(←アルバム関係なし)

鬼束ちひろ/LITTLE BEAT RIFLE