シアターピエロ

How are you getting along these days, baby?

触れると跳ねる

くも ちいちゃいなあ

春キャンプのおもひで、の記事冒頭で、
過去のライヴ映像を見ると歯がゆいが、その中でも「Licht」のRECライヴは特別だ、
的なことをちらりと書いた
説明できん、と言ったけどまあそりゃ理由はある
説明が壊滅的に下手で伝わる気がしないから割愛しただ

考えつつ書く

ひとつの楽曲を完成させるにあたって、通常であれば、すべての作業はこちら側からは見えぬ場所で行われる
歌を録りますとか、楽器の音を録りますとか、あれやこれや経過を知ることはあっても、
実際にその場面を見ているわけではない

何テイクか録り、いいとこどりで繋ぎ合わせるといういつもの作り方とは違い
ひといきに初めから終わりまで歌った声、が収録されている「Licht」

RECライヴなのでね 
客席にいた方々は歌っているその様子を実際に目の前で見て耳にしたわけで
実際何をしたわけじゃなくても(SOSのハンドクラップは参加した感あるか)、
ただ同じ空間にいた、というだけでもものすごく価値があると思うのよ
好きならば

伝わるかこの感覚
ここでわかってもらえなかったらもうたぶん無理だ

通常のライヴも、ライヴDVDになったりする
ライヴDVDだってひとつの作品だ
それと何が違うの?と言われたら、いずれも演者が真剣であることに変わりはないんだけど、
通常のライヴは楽しむ、楽しませるという意識が強いと思うのよ
でもRECライヴは作品を完成させるという意識が強かっただろうと おそらく
歌詞、間違えられないし、客席は物音ひとつ立てられないし、異様な緊張感みなぎる 笑
だめだと思ったらその場で歌い直し 興味深いけど、エンターテイメントではない
そのあたりの違い
私が言うまでもないか

どちらのほうが良いとか悪いとかいう話ではない
ただ、最初に書いたように、作品が完成するまでの過程はそうそう目にできるものではない
(つっこさんの場合、です 他の歌手は知らぬだ つっこさん史上では、前例がないことだった)
物珍しいから価値がある、という単純な理由とは違う、もっと、そうじゃないことが言いたいの

私はひとりでがんばっている人が好きだ
シンガーソングライターだからといってなんでもかんでもひとりでやっているわけではないのは知っている
ひとつの楽曲が完成するまでにたくさんの人の手が関わっているはず
でもって、その手のひとつひとつが、どれもなくてはならないものであるはず

「Licht」は、客席にいた方々の手が大きく関わっていると思うだよ
ハンドクラップの話じゃなくて こう あの
おわかりいただけるだろうか

「カメリア」、「真珠」を聴いていると
間接的に、遠回りに誰しもがつっこさんの歌に関わっている、と考えることもできるけどね
(あら なんか書き方を間違えるととてもストーカーちっくですねこれ)

…やはりうまく言えなんだった
伝わったか 伝わらないか もういいか

あれね
とりあえず、取り戻せぬ過去のなにがしかに想いを馳せるよりも、
現在絶賛制作中のアルバムを楽しみにしていましょう
ということで

では 解散!蜘蛛の子散らすように!!←誤用