シアターピエロ

How are you getting along these days, baby?

2014年09月20日(土) 天野月「裏AMN&レコ発LIVE」

お知らせ:後半戦追記しました

2014年09月20日(土)天野月 裏AMN&レコ発LIVE
雑音生活:裏AMN&レコ発でした。
裏AMN&レコ発写真日記。

言葉にするのが惜しいくらいだ

オープニングアクト/ヨザクラスピカ
1.触れて始まる
2.溶ける


- 天野月 セットリスト -
1.Butter Fingers
2.Whack A Mole
3.KITCHEN
4.ロビン
5.MONSTER
6.無限(ゲスト/奥田美和子)
7.G.B.〜ゴールデンバニー〜
8.PAPER SCISSORS ROCK
9.Primal Scream
10.Pleasure
11.Shinjuku-桜(ゲスト/愛条露魅皇、杜若健多郎)
12.EUPHORIA
13.東京タワー
14.日曜日
15.スイミー
16.烏
17.パブロフ
18.Daisy
19.贅沢な日々
20.鳥籠-in this cage-
21.巨大獣
22.花と蜜



渋谷www 草じゃないよ
初めての会場はいつも以上に入るまでドキドキする
スペイン坂を登り切ってすぐ左にあるライヴハウス
絶対に迷うと思って、先週の段階で下見しておいた これはその時の写真

坂(階段)の上にざっくりと整列し、10番ずつ地下に向かう階段へ移動
入口だけでなくフロア全体が階段状 地下という立地を生かした親切設計
椅子のない映画館みたいだ と、思ったら昔映画館だったのか 納得
ちゃんと1段ずつ柵が設けられているので雪崩が起こる心配も無し
その柵も金属むき出しではなく、厚みのあるクッション素材でカバーされている どこまでも親切
後ろの方からもステージが明瞭に見えそう
デメリットを挙げるなら、モッシュが起こるライヴには不向きということぐらいか


いつものように撮る余裕がなかったので画像をいただいた ありがたや 前回は64番で、あはっ、蟲だから64(むし)だね☆なんて笑いつつも柱より前に行けるかギリギリしていたので
今回、最前まで行けて喜びながらも意識が飛ぶ
開演前から暑くて背中に汗が滲むくらいだったのに、手のひらはずっと冷たいままだった
なんでだ 緊張していたのか

事前に告知があった通り、入場が落ち着いた17時30分あたりで、
音倉レコード期待の新人であるヨザクラスピカによるオープニングアクト
メンバーはボーカル笹岡水樹(みむら)さん、ギター雨倉順平さんのおふたり
サポートとして、ベースしんくん、ドラムのぞむくん
youtubeにupされていた「触れて始まる」(←クリックで聴けるよ)は青くまっすぐで、荒削りで良い
今っぽいよね いい意味でね
溶ける」はテンション高め、歌詞は聴き取れずとも、若い、いいよ若いよ!と思った 笑
ファニーフェイスでくしゃっと笑い、
間奏のたびに「俺のギターを聴け!」と言わんばかりにのけぞりながらギターを弾くみむらさんはなかなかキュート
ギター表面にさくらのイラスト?刻印?白ガムテ?(※それは天野さんだけ)があったね
雨倉さんはギターの位置が高く細身だからか、なんだかとても巨大な人に見えた
うまいとか下手とかはアホ耳だからよくわからないけど聴いてて心地良い演奏だった
音の倉vol.5、楽しくなりそうだね

ヨザクラスピカのおふたりが退場し、18時をまわった頃に開演
暗転より先に菩提樹SEが流れ出すという不意打ち
天野さんの影ナレにおける「サンキュー!」がなんともいえないイントネーションだったのは、
2票以下ですぜ、照れますな、かたじけねえな、な気持ちゆえと勝手に解釈する 笑

AMNでブラックビューティーの3人が集まるのは初めて!!ついに!ということで
今回も皆、AMN同様フォーマルな格好
じぇっとさんは当然赤かったけど、チャラさjetismは少々控えめ、
黒のベストを羽織るなどしてフォーマルを演出してらした
それでもネクタイはと黒のツートンで靴も真っ赤なあたり、ブレない

天野さんはAMNと同じ発表会スタイル ほんと似合う ほんとうるわしい
装飾が若干パワーアップして、濡烏のような髪に烏のような羽根がついていた(←ややこしい)
歌いながら何度か目の前に来てくれて、いろいろ至近距離でまじまじと見つめられるチャンスだったのに
ガン見しながらも私の視点はまったく定まらなかった 天野さんの前では人の形を保てないわ!

前回は3票以下に絞ったセトリだった裏AMN 今回はさらにシビアに2票以下
「知らない曲でも楽しんでいってね」「みんなこの曲知ってる…?」
などのキュンとくるMCを挟みながらのカウントダウン 笑 大丈夫、全部知ってる

去年は1曲目から「何が起こっちまったんだよ…」と戦慄が走ったわけだけど 笑
今年は「Butter Fingers」でライヴ感あるロックなスタート
Whack A Mole」が2票以下でランクインは本当に解せない
私地味に大好きなんだけどな この頃日の目を見ていなかったし…もぐらだけに、ってやかましいわ
つまりは、みんなも地味に好きだから投票されないのか…なるほどきっとそう、全部そうなんだな

KITCHEN」は私の記憶によるとライヴで披露自体が初、のはず!
すまん、普段、あんまり聴いてなくて あんまり好きじゃなくて
「残飯みたいに流してしまえたらいいのに」の響きでどうしても悲惨な食卓を連想してしまうし(病気かよ)
そんなこと言ったってもう全部手遅れなんだって気持ちになったりするでしょ ならない?そうか
けどライヴで聴くとすごく良かった 関係ないんだよ
パパがいてママがいてあたし(※蟲のことじゃない)がいたからちゃんと世界は変えられたんだって思えた
いつか欠けてしまうとしてもちゃんと今を成せたんだってそんな気がしたよ

といった具合にテンションが上がって「ロビン」から「MONSTER」の流れの楽しさがもうな!
何気にZ仕様(イントロで故障する)だったのも良かったし、モーンスター!できたのも嬉しい
ライヴで聴くのはすっごく久しぶりだった 3回目か 気分的には1回目並み
あのあの、「ちょっと通り過ぎただけで首ったけ」のところが色っぽいよね(←きもい)

ここで天野さんのマイクスタンドがギター側に移動し、もうひとりだれかくるわね、な雰囲気
「今年の最下位はなんだろな?な趣旨のライヴでお呼びしてよいものか迷ったけど
声をかけさせていただいたところ出演を快諾してくださった」なんてMCを聞いたら当然あの方しかいないけど
ここでまさかの奥田美和子さんが登場し、「無限」を披露されるとは
私までなんだか2票でごめんなさいって気持ちになってしもうたわ 笑
天野さんがメインボーカルという前提故の順位ということで そう そういう経緯あっての2票だ
奥田さんはいつなんどきでも喉からCD音源と錯覚する安定感
そしてやはり奥田さんが隣に並ぶと、天野さんの野生児っぽさが際立つ 対極…
曲の後は奥田さんのライヴの告知と、配信専用レーベルの告知

そうそう、ZEROリマスター版が発売&配信になるんです!!素晴らしきことです
でもって奥田さんの新曲も配信される 天野さん作曲 ダウンロードするだ

ここから1票、もはやあなたのためだけに歌いますタイムということだな
G.B.〜ゴールデンバニー〜」は去年同様ランクイン
聴くたびごーるでんばーにー♪のところでRieさんよろしく耳をぴょこぴょこさせたくなってしまう
私がそんなことを…ひとりで…?私が…?見苦しくない…!?
と思って今回も大人しくね でも、もしまた今度聴けたら、その時は耳をはやそう 3度目の正直だ
そのまま「PAPER SCISSORS ROCK」で私はまたしてもラララララライをとりこぼす
これから、これからよ 今後も自然にセトリに組み込まれるって信じてるよ
とは別に、そいつは無理ですか、の叫びを聴くたび爆発してたまらないからよ
壊れる壊れるだめだって思うだもんな 吼えたい!
Primal Scream」は去年同様 根強いファンの存在を感じる
通常のライヴに組み込むのはなかなかに難しい曲である かっこいいんだけどズンズンズンズン…と落ち着きゆく
だから「Pleasure」が強く印象に残ってる
たくさん演ったけどバンドでは初めて、って イントロ聴いても何の曲だかさっぱりわかんなかった
そりゃそうだ、もともとイントロないもんね でな(←馴れ馴れしい)、このライヴ仕様が私ツボだった
語録が少ないからうまく言えないんだけどかわいいなって こういう関係性の曲で、この入り方 ほんとかわいい
今後聴けるとしたらまたバンドで聴きたい アコースティックや弾き語りでのドヤ感も好きだけど 笑

ホクホクしていたらなぜか増やされるマイクスタンド またしてもゲスト?奥田さん(2度目)?
「この曲に3票入るんだ!」とか「今やらないとお披露目するチャンスが」とか、
誰が来るのか全然予想がつかなかった もう全然
maiちゃんとふたりの「ナイトメア」はちょくちょくやってるから違うだろうし

だから愛条露魅皇さん(BugTheMicのボーカル)が登場したときは面白すぎてもうwwwwwwwww
歓声上がってるし 私もウォワーwwwとなったし 天野ファンのバグへの親和性、高い
こんばんウコンからの天野さんに対してご指名ありがとうございます いつ見てもホストでよ 笑
あんまり広さのない箱だのに、アリーナのノリで2階席、VIP席(どこだよ!笑)へのお声かけもあり
そもそも天野さんの隣に居るだけで面白いのずるい 服装ちゃんとマッチしてるのもずるい
杜若健多郎さん(BugTheMicのギター)を呼んでいいか、ってろみおさんを遮るあまのさんの表情が…
あの表情良かったね 笑 歌ってる時の表情じゃなくてそこハイライトするのかよって言われそうだけど
Shinjuku-桜」がくるとは全然予想してなかったから振り付けも全然覚えてなくてだめだったー
けど楽しゅうございました 突然祭りになった感あった ほんと、意外といいコンビだ

終演後はフルメンバーで号外を配ってらしたよ

ホス東のパチモン感

でたらめを書かなきゃいけないのに(違)ほんとのことが書いてあるじゃないのよ!笑
11月1日は渋谷eggmanで天野さんのファンクラブイベントで、11月2日は同じ会場でバグのワンマン
まさかのツーデイズ!?はおいおいおいだけど 笑
天野さんも遊びに行くそうです(お客さんとして、だと思うよ)
こうして楽しませてくれたで、こちらもバグのライヴを盛り上げたいね


表同様かわいさ爆発の裏AMNセトリTシャツ 服の上に着たからごわごわだぜ
もぐらはWhack A Mole、おばけ?はMONSTER(Primal Screamかと思ったがたぶん違う)
手はButter Fingers、うさぎはG.B.(言われるまでうさぎあったっけ???となっていた私を殴ってくれ)
∞は無限、はさみはPAPER SCISSORS ROCK、桜はShinjuku-桜
……カオス 笑

後半戦ですよ

EUPHORIA」に関して、
はじめて行った海外で古い友人と出くわした、とは言い得て妙
久しぶりーーーー!!!の気持ちで手を振らざるを得ない(普段やってない曲の時は躊躇してしまう)(いけない)
東京タワー」へ繋がる耳慣れたこの感じも
あぁ私何度ライヴに来てるんだっけ…そりゃ10年来のファンと比べれば全然だけどよ 比べる方が野暮だけど
ここ数年通い詰めてるなあと実感する

明日は何曜日?からの「日曜日
なんだかこの日は私の体調がもう絶好調で(いつもは腰とか痛くてヒーヒーしてる)、
周りから見たらそうでもないかもしれないけど、いつもの倍くらい跳ねてた ウッヒャー!な気持ち
一緒に歌い出す勢いだった 自分の声で天野さんの歌にノイズかけたくないから歌わない派だけど、
黙っていられないところだった

ここから新曲を、ということで、ごもくならべの中から「スイミー
日曜日テンションを繋ぐにもってこいの軽快さとノリの良さ
どポップ、ど真ん中、めったくそ明るい!!けどときおり聴き取れる歌詞の毒毒した感じ、実に天野(呼び捨て)
「夢見がちなFISH!」がかわいすぎんよ 初めて聴いたのに跳ねたくなるよ 叫ばせていただきたい
ああもう愛想がなくても協調性がなくても許されるかなと思ってしまう(※だめだよ)
だって「混ぜ合せないで!!」がすごく気持ちよかった
とはいえimagination=LOVEだ、ってのもよくわかる
人を思いやりいたわる気持ちが欠如しているくせに何を、とか言うな

私を含め、みんな自由なはずなのに自由じゃないのはなんでなんだろうな
みんなが遠慮しなくなったら世界が崩壊するからかな
しない程度の自由もあるはずなのに、いろんなことができないわ

「群れに逸れたままで ひとり泳いでゆけスイミー

曲目からスペシャルサンクスまで全部、全部が手書きのブックレット すばらしい

勢いづいた「」で今日のロケンロータイムは終了し
パブロフの犬って知らない人いる?(挙手する人ほとんどおらず)
みんな知ってるみたいだけど、一応説明すると…なMCの後に、新曲「パブロフ
イントロからサビに至るまでが、なんだか新鮮な響き
メロウというのかな 今までもメロウって表現は使ったけどさ
(かつて音倉にちょこっと所属していたhibikuさんの曲で、こういう雰囲気を感じた覚えがある)
ゆったりとした心地良さを経て、サビは一気にロックへと転じる
このギャップから、溢れ出す想いをより強く感じてしまって あまりにも愛おしい

ビクターのロゴの話とか、私はああいうのに弱い
病死した飼い主の声が聞こえる蓄音機を不思議そうに飼い犬が覗きこんでいる姿を描いたあの絵だけど
そこにはいない主人の声にじっと耳を澄ます姿は従順でひたむきだ
犬だからさ、「ごはんくれる?」でも、「遊ぶ!?」でも「散歩行く?」でも、何を思っていても
もう会えないんだよってことがわかっていないかもしれないけど
変わってしまった今を受け入れることなく、当たり前に与えられてきた愛情をまだ探している
そんなの泣くしか…
(これを書きながら気持ちが高ぶるが、愛情が愛条と変換されたことでおさまった どこぞのホスト)
当たり前はいつか消えてしまうんだよな

「いつもと違うベルが鳴る朝が来る」


演り慣れていない曲が多かったからか、ギター演奏が多かったからなのか
この日の天野さんは私が今まで参戦したライヴの中で、いちばん歌詞忘れが多かった気がする 笑
おっ!?と誰もが気付くミスが多い、ということ ギターのミスとかだと、私なんかは気付かないからね
フライング及び歌詞忘れに気付いたとき、いつも私は、
あたたかい目で見守るか、目を見開いて「思い出せ、思い出せ!」と念を送るか、
むしろこっちが歌って(※だが私の声は蟲レベルなので聞こえない)しまうかのどれかなんだけど、
Daisy」の、「間違いだらけの人生だ」で口ごもった場面では
そうだよ、間違ってなんかいないよ と思うたりしていた 天野さん、明らかに歌詞ど忘れしただけなんだけどよ 笑 

ここでMC
天野さんが「卒業式で泣いたことある人ってどれくらいいる?」と客席に問いかけるも、挙手した人は驚くほどまばら
振りかえって一瞬確認しただけだから見間違いかもしれないけど、本当に少なかった
(呼びかけに無反応というわけではないと思う 笑 去年も裏AMNきた人〜、ではたくさん挙手あったからよ)
あぁ、ファン同士でも気が合う合わないはあるけど、やっぱりみんな同じ穴のムジナなのかな、と密かに思う蟲
BBの3人も、みんな泣いたことがないと返答
のぞむくんだけは絶対泣いたことあるだろ、と突っ込まれる 笑
なんかわかる 仲間と肩を組み、熱い感謝の言葉を述べながら泣いていそう←どんなイメージだ

天野さんは今まで卒業式で泣いたことがなく、むしろ、なんで泣くのか意味がわからない、ぐらいに思っていた
でも、今まで過ごしたその場所や環境に愛着があるからみんな泣くんだな、ということを、
最近になってやっと理解できたのだそう(ここらへんちょっと私の文章力では伝わりきらないね)

そんな気持ちを歌った新曲、「贅沢な日々」
歌い出してすぐに後ろを向いてしまい、声も揺らぎ
今までそんな姿を見たことがなかったから戸惑ったけど、すぐに、泣いているんだなとわかった
振りかえってからもずっと俯いたままで、長い髪で泣き顔を覆い隠し、振り絞るように歌い続ける

もう何も言えないし、言いたくもないと思ってしまった
何を言ったって私の言葉なんか不躾で的外れでゴミにしかならない

やっと見つけた自分の居場所を去る気持ち
天野さんが、天野月子であったり、天野月であったり、中の人でいられた場所
それがどこか、何かなんて私たちは知り得ないのに、大きな存在を手放したのだという辛さは伝わってくる

何も言いたくない 言いたくないけど、ちょっとでも伝えられることはあるだろうか

私も今まで卒業式の類では泣いたことがなく
あーお別れかーとしみじみすることはあれど、
どうしてもここにいたいだとか、どうしてもあなたといたいと思うことはなかった
誰とさようならしたって私の人生が終わるわけじゃないし
新しい環境に馴染むのはしんどいけど(人見知りだからね)人間関係がリセットされるのはせいせいするかもな
なんて冷めた気持ちでいることが大半だった おっ 中2かな?大事な友達がいないのかな?笑
地元を離れた時も、さみしさよりも寮における見知らぬ人との集団生活の嫌さでもって号泣していた 笑

ので、あまり、説得力がないし、えらい陳腐かもしれないんだけど
大事な場所を離れても、大事な人と離れても、どこにいたって
「あたし」が「あたし」でいる限り今もこれからも愛される、許されるんだってこと忘れないでいてほしい
だって私だって、どこにいたって天野さんのことを好きでいられるんだよ 誰だってそうだよ
目に見えるものだけが真実じゃないってことでしょ そうなんだよ

お前に言われなくてもそんなことわかってるわ 余計なお世話だお前は何様だ
むしろ誰だよ! と言われそうだな 申し訳ないわ

歌い終わり、顔にタオルを当て嗚咽を漏らす天野さんが振りかえってくれるまでの間
いつまでもいつまでも大きな拍手が注がれていて 名を呼ぶ声もあって
ファンの愛を実感しながらも、私は固唾を飲んで見守るしかできなんだったよ
ハッとして拍手したけど、すぐにやめてしまった
こんなに激しく泣いている姿、見たことがなかったから
衝撃だったし、心にざっくりと爪痕を残された気分だ いい意味で、忘れられないひとときだった

涙(鼻水、かもしれない)を拭いて、はにかみながら振り返った天野さんは本当に天使で
「泣かないつもりだったのに、だせぇ」なんて言うあたり、かわいげがなくて愛しすぎた
「深読みしないでね」の言葉通り、別に歌をやめるとか、活動をやめるとか、そういうことではない
ブログにあったとおり「みなさんにとって、かなしい何かがあるわけじゃない」、だ
でも、天野さんが悲しいと私も悲しいんだな(私の気持ち悪さときたらもう…)

「あたしは愛されてきたんだろう いつも いつの日でも」

あまりにも衝撃を受けたために、新曲「鳥籠-in this cage-」の間も私は心ここにあらず
途中、モールス信号のように流れる歌声(ここは録音だけどよ)にゾクゾクとしたこと以外は…もう…
アルバムを通して聴くと、この曲だけ異質というか、憑依されているような感覚がある
きゅっとまとまったミニアルバムの中で、すべての狂気がここに凝縮されている感じ かな

「閉ザシタ鳥籠 閉ザシタ両脚」

最後の曲、「巨大獣
また会えるってわかってるのに、なんだか今日は本当のさようならのような気がしていまだかつてないさみしさだった
そんな気持ちで聴いていたら天野さんの頬を涙が伝うのが見えてしまって もう
この場所で、この距離で、この日のあなたに会うことができて本当によかった
できることなら深くお辞儀をして去るその腕を掴んで離したくない(※ものの例えなので真に受けないように)

アンコールは、ごもくならべの中でこれだけまだやってなかったね、ということで「花と蜜
友人とお茶をした帰り道でできた曲、だそう
弾き語り、3拍子のリズムで紡がれる甘くてやさしい歌声
違いを認めて愛し合えない人が多すぎる、って天野さんの言葉を、ふと思い出したりしていた
距離感は埋まらなくても、見つめ合えることができたらきっとしあわせだ
…………なんだかすごく、羨ましいんですけど

「君は水を 愛の水を そそぎ込んだ」

さみしさをふっと包み込みこまれたところで、本日のライヴは終了
ここでちょっと告知 天野さんの野望ということで、来年は2daysでAMNをやる予定だそう
1日目が上位の曲、2日目が下位の曲 つまりは表裏 天野さんの体力が心配になる 笑
だけど地方民に優しい2days(2日連続で天野さんに会える喜び&往復の交通費が1回分浮くありがたさ)
土日なら大歓迎、金土か日月でもどうにか行ける!行くしか!!
まだまだ先のことなのに楽しみだ

ただ、ひとつ
大前提として、何が聴けても楽しいことにかわりはないんだけど、
もしかしたら来年も表の上位は順位が入れ替わった同じ曲目になってしまう可能性があるのでは、とは思う
普段ライヴに来られないファンが、リクエストできるならこれを聴きたい!と思う曲、
人気が集中する曲というのは、わりと不動だったりするのかもしれない
(逆に、普段ライヴに参戦しまくっているファンは要求が若干マニアックという 笑)
意外性を求めてしまうのが末期ファンのわがままなところ

なので、リクエストできる曲を1曲に絞ってみたりで(もっと選ばせろって不満が出るかなあ)、
変化を持たせることができたらよりワクワク感が増すかも、とは思った

まあそんな私の身勝手な戯言はともかく
前述した&天野さん本人も言っている通り、今回、結構やらかしていて 笑
歌詞を忘れてすっとばす場面が多々あった
ステージと柵の間をずっとカメラマンさん2人が右に左に移動しながら撮影していたからさ、
これは絶対に映像化する!と思って喜びつつも徐々に心配になってしまった
でも、ほんとにどんな形でもいいから、どんな方法でもいいから、今回の映像はお蔵入りさせてほしくない
いつものように目と心には焼き付けたけど、それを撮影していた事実を知っているから諦め悪く足掻いてしまうわ
だって私は忘れてしまうから 脳足りん、悲しいことだ

レコ発が付随していることもあり、去年よりも正統派?だった今回の裏AMN
そんな中で突然のゲスト、突然のホスト、突然の滂沱、など思いがけないこともあり
楽しく切なく心に残るライヴでした


ごもくならべにちなんだものは用意できなかったけど、花をまとい、トリを連れていった

ギターピックはかわいい&お手頃&汎用性が高い&かさばらない&開演前から販売だったためか、
終演後、あと20人くらい列が残っている段階で売り切れ
階段の上で列に並んでいたので、最後の1個が売れるのを目撃してしまった ギャアアアアア!!!
開演前の段階で入手できてほんとによかった…代理購入してくだすった侍様、かたじけない

次は10月3日のインストア だけどさすがに行けないので、
また11月にお会いしましょう

天野さんに射抜かれて瞳孔が完全に開いている(もはや別人)